EMC対策基本技術セミナー(第2回 2019年2月7日)
IoT時代のEMC対策-VCCI自主規制と対応-
日本国内に流通するマルチメディア機器には、「VCCI」のマークがつけられています。消費者は、このマークのあるマルチメディア機器については、電磁波(妨害波)の発生が基準値以下であり、安心して使用することができます。
IoT時代にあって、あらゆるものがインターネットにつながる社会で、特に電波による無線での接続が工場や家庭で急増しています。こうした時代の到来を踏まえて、事業者にとってまず求められるのは、消費者、ひいては社会の信頼を得ることです。
日本国内では、業界の自主規制である「VCCI」マークを製品に明示することができれば、消費者が安心して使用することができる商品として、その信頼感は、大きく高まります。
国立大学法人京都工芸繊維大学では、平成30年12月に「VCCI」適合確認試験の測定設備登録を行うことができました。これによって製造事業者の方は、VCCI協会に加入すれば、自社に登録測定設備がなくとも本学の電波暗室をご利用頂くことによって、適合確認試験を実施することができるようになりました。
この機をとらえて、本年度第2回目のEMC対策基本技術セミナーを「IoT時代のEMC対策 VCCI自主規制と対応」と題して開催し、WiFi機器をはじめとするマルチメディア機器から発生する電磁波(妨害波)の日本国内の規制をわかりやすく情報収集頂ける機会を設けました。
IoT時代においてマルチメディア機器の企画、設計、製造、販売を行う事業者の経営層を含む方々やシステム導入を検討される方々などご関心のある多数の方々の幅広いご参加をお待ちしております。
日 時 平成31年2月7日(木) 13:30~17:00
会 場 京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス 15号館 1階 N105号室
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町1(市営地下鉄松ヶ崎駅徒歩約10分)
主 催 国立大学法人京都工芸繊維大学 京都市
協 力 一般財団法人VCCI協会
内 容
・VCCIの歴史・制度紹介、日本及び各国のEMC規制動向
・VCCI適合確認と届出・市場抜取試験
・VCCI教育研修事業の紹介
・VCCI協会に関する質疑応答
・電波暗室の紹介-登録測定設備、利用方法など-
・京都市のIoT支援策の紹介
・質疑応答
詳細・申込み 下記セミナーWEBサイトから
セミナーは終了しました。
https://www.cgi-emc.kit.ac.jp/emc_seminar_20190207/